TMS治療 -経頭蓋磁気刺激療法-

TMS治療とは

TMSは、Transcranial Magnetic Stimulation（経頭蓋磁気刺激療法）の略称です。
脳に繰り返し磁気を利用して電気刺激を与えることで、脳神経同士の繋がりを制御して、脳の働きを整えます。脳に磁気を当てると聞くと怖いイメージもあるかもしれませんが、非侵襲的な安全性の高く、副作用も少ない治療法です。
繰り返し脳の表面から磁気の変化を引き起こすことで、頭蓋骨を超えて内側に電気を引き起こし、それによって脳の特定の部位にピンポイントに電気刺激を行うことができます。バランスの崩れた脳の働きを正常化することが出来る、とても画期的な治療法になります。

この治療により、以下の効果が期待できます。

TMS治療で期待できる効果

① 脳血流のバランスを整え、脳機能の調整
② 集中力・思考力・意欲などの向上
③ 食欲の改善
④ 睡眠の質の改善
⑤ 疲労感の改善
⑥ コロナ後遺症にも効果が期待できます。

TMS療法は、2022年12月にTMS治療がコロナ後遺症に有効性を発揮するデータが論文を通じてレポートされました。論文で用いられたTMSと同じデンマーク製TMSを高輪アイランドクリニックでは使用しています。

TMSの原理

脳は電気的に活性化しています。
脳の脳神経細胞（ニューロン）は、微量の電気を使って、脳や体中に情報を送り、中継しています。そのため磁石を脳に近づけて脳に磁気をあてると、脳の電気活動に影響を与えることができます。
TMSの磁気は脳の特定の部分をターゲットにすることができるため、特に感情や意思決定、喜びの感情などに関係する部分を刺激することができます。

TMSを行うには、オンとオフの切り替えができる強力な磁石が必要です。磁石の強さを表す単位はテスラ（T）です。ほとんどのTMS用磁石は、MRI（磁気共鳴画像装置）と同じ1.5Tから2Tの強さの磁場を発生させます。ただし、TMSの磁石は非常に小さいので、磁場の面積はMRIの場合よりもずっと小さくなります。

※参照
https://www.hcenat.zcu.cz/wiki/index.php/Transcranial_magnetic_stimulation

プランと費用

◆8回コース
Aプラン:１６分　左頭部
Bプラン:１６分　右頭部
￥38,500税込（￥5,500/回） 1回分お得