新型コロナワクチンも2回接種後に抗体ができなければ、3回目、4回目のワクチンが必要になってくる方もいるのです。
秋田中央病院のデータによると、新型コロナワクチン1回目接種後、約2週間では中和抗体獲得率はほぼゼロ。2回目接種後 約2週間後では中和抗体獲得率は約97%。海外の文献では約95%。
20人に一人はワクチンに意味がないことを示しています。
現状でている文献からもワクチン接種後に確実に抗体獲得できるわけではないことは明白です。
ワクチン後中和抗体ができていない方はワクチンが無効だったわけで追加の3回目、4回目のワクチンが必要となります。
逆に一回の接種で充分な抗体価を得る方もいます。こういう方は二回目の接種は不要です。
高感度抗体検査でわかること
– 検査で判明する変異株 –
従来株 / イギリス株 / 南アフリカ株 / インド株 / ブラジル株
ワクチン接種後の個人差
一般的に抗体検査は、ウイルスそのものを調べる検査ではなくウイルスに感染していたか否かを知るために行われます。
新型コロナウイルスが体内に侵入すると感染防御の手段のひとつとしてウイルスに対し多数の抗体が作られますが、その時に作られるたんぱく質が体内にあるかどうかを調べることができます。
また、ワクチン接種後の抗体量を調べることも可能です。
ウイルスがヒトの細胞へ結合することを阻害して活性を有する中和抗体が新型コロナウイルスの各株に対してどれだけあるかどうかを測定します。
ファイザー製ワクチンの発症予防効果は95%(厚生労働省)、モデルナは94%と報告されています。
しかし中和抗体の量には個人差があり、自分の抗体量がどの程度なのかを把握されたい方にこの検査は必須です。
具体的な測定
測定法
ELISA法の中でもっとも高感度なECL法、定量だけでなく抗体の力価(質)が数字で示される唯一の計測方法。
ECL法(電気化学発光法 ; Electrochemiluminescence)基本的な原理はELISA法であり、検出にECLを用います。ECL法はELISA法の中でもっとも高感度でダイナミックレンジが広く、少量のサンプルで多項目を測定することが可能です。
概要
変異した各株毎の中和抗体量がわかる。
ファイザーとモデルナワクチンはスパイクタンパク質のmRNAワクチンのため、Nタンパク質に対する抗体はできません。つまり、過去の無自覚な自然感染の検出およびワクチンでの中和抗体獲得の有無、各株毎の中和活性の低下度が分かります。
特徴
血液中の複数の株の抗体の力価を同時に定量できる。この結果はワクチン接種後の社会活動のさじ加減の指標となる。
血液中の複数の株のSARS CoV2 タンパク質に結合する抗体を同時に定量できる。米国のOWS(Operation Warp Speed:COVID-19のワクチン、治療法、診断法の開発、生産、流通の加速を目的とする米国における国家プログラム)に採用されており、そこに参加しているワクチン開発企業の全てで使用されている。)いくつかのタンパク質は、WHO Standard と Calibrate されている。